
豊胸の失敗の多くはバックによるもの
「豊胸のよくある失敗ベスト10」を分析してみると、
その多くがバッグを使うことに起因していることに気づくと思います。

バックを入れた人の10人に1人は
「カプセル拘縮」を起こすと言われています
人間の体の防御反応として、バッグのような「異物」が体内に入ってくると、バッグを取り込むように膜を作り、押し出そうとします。するとバスト全体が固くなり、形がいびつになってきます。これが「カプセル拘縮」です。どんなに経験のあるドクターでも、これは避けられません。
欧米の女優などで、自然に谷間が寄らず、いかにも固そうなバストをしている女性を見たことはありませんか? 症状が進むと、すでに見た目からカプセル拘縮がわかってしまう状態になります。
カプセル拘縮を「体質によって起こる」と説明するドクターがいますが、片側しか拘縮しない患者さんもいます。日本では年間約2万件のバッグ豊胸が行われているとされますが、毎年約2千人がカプセル拘縮を起こしている計算になります。
あなたがその一人にならない保証はありません。

バッグの不自然さや
破損、心理的負担も大きな問題
カプセル拘縮がなかったとしても、バッグの不自然さに悩んでいる人は多いようです。もともとバストの脂肪が少ない人が豊胸術を受けるのですから、どうしてもそれは避けられません。
アメリカでバッグを入れる豊胸術が盛んなのは、日本人と違い、ある程度の乳腺組織や脂肪がある方が、さらに大きくしようとするケースが多いためです。日本人に比べ、ベースが大きいので、バッグの不自然さがあまり問題になりません。
しかし、日本で豊胸術を受けようとする人のほとんどは、Bカップかそれ以下。上に乗っている組織が少ないのですから、どうしても皮膚の上からバッグそのものが触れてしまいます。これはどんなに柔らかいバッグを使用しても変わりません。
また、もともと胸が小さい人は、バストの皮膚にも余裕がありませんから、バッグを入れると皮膚がパンパンに張りつめて、ゴムボールのような固さが残ってしまいます。もちろん胸を寄せることもできませんし、寝ても自然に流れることはありません。しかも、血液の流れていない胸は、冬には冷たく感じます。服を着た状態であればバストラインの綺麗な胸かもしれませんが、触られればまず分かってしまいます。
そういった異物感や温度の冷たさによる心理的負担と、バストの感覚麻痺や知覚過敏などといった身体的負担から、抑うつ状態になる患者さんの多さも無視できません。
では何故バッグを勧められることが多いのでしょうか?
それは、やせ型の人は、脂肪注入に必要な脂肪を確保することが難しかったからです。

シリコンバッグのトラブル症例
シリコンバッグによって生じたトラブルの症例を一部をご紹介します。
シリコンバッグは、些細ものから深刻なものまで、
いつでもトラブルと隣り合わせであることを十分に理解しましょう。
- バッグの輪郭が浮き出てアンダーバストが二段になってしまった状態です。硬縮が起きなくても、このようなシリコンバッグ特有のトラブルはいつでも起こり得るものです。
- シリコンバッグがカプセル硬縮を起こしてしまっている状態です。
見た目も触った感触もテニス硬球状になってしまっています。異常な状態であることは明白です。
- 片方のバッグが破損し、腫れている状態です。左右差が明らかになるまで放置したため、炎症が強く出てしまい、触ると熱を持っています。外的な衝撃は受けなくとも、強い拘縮による破損もあり得ます。

シリコンバッグの
取り出し依頼が増えている
バストアップは出来たものの、新たなトラブルを招きやすいシリコンバッグ豊胸。
しかし、一旦お胸が大きくなると、急に小さくなることに抵抗を持つのは当然、
バッグを取り出したくても、なかなか踏み切れない方も多いのが事実です。
そのような方のお薦めの方法として、
バッグの除去と同時にでき、かつ本物の質感を手に入れられる新治療をご紹介いたします。