シリコンバッグ豊胸後、バストに不自然な筋や、一部が突起したりすることがあります。この症状を「リップリング」と呼びます。また、リップリングと似ている症状が、バストに段差ができる「ダブルバブル」。どちらもシリコンバッグ豊胸後の初期段階で起こるトラブルです。これらは見た目に大きく影響するため、自覚をしたらほとんどの方はすぐに除去を希望されます。
筋(リップリング)の症状と原因
シリコンバッグによる豊胸手術の後、バストに不自然な筋やシワができるのが、リップリングです。果たして、リップリングはなぜ起きてしまうのでしょうか。ここで、リップリングの症状と原因を解説します。
シリコンバッグの縁が目で見て分かる状態
リップリングの症状は胸の表面が波打ったり、一部が突起したりするというもの。それだけに留まらず、折れ曲がったシリコンバッグが押し出されて痛みを感じたり、触ると“ペコペコ”という妙な感触を伴ったりもします。
リップリングの原因は折れ曲がったシリコンバッグ
シリコンバッグバッグの縁が折れ曲がってしまうことで起こるリップリング。その原因は、体型やドクターの技術不足、シリコンバッグの種類など多岐にわたります。
- 体型
- 欧米人に比べて痩せ型の多い日本人は、リップリングになりやすい体型と言えます。なぜなら、シリコンバッグの挿入スペースが狭いから。そのため、手術時に折れ曲がってしまうリスクが高いのです。
- ドクターの
技術不足 - 技術力の低いドクターだと、手術時にシリコンバッグがズレたまま挿入されてしまう可能性もあります。リップリングが手術直後に発症しやすいのは、手術時にズレてしまっているケースが多いためです。
- シリコンバッグの
種類 - シリコンバッグ豊胸からしばらくして起こったリップリングは、胸の中で動いたと考えられます。これは、スムースタイプのシリコンバッグに多いトラブル。表面がツルツルしているため、バストの中で動いてしまうようです。
段差(ダブルバブル)の症状と原因
シリコンバッグ豊胸後、バストの膨らみ部分に生じる段差。これが、ダブルバブルです。ここで、ダブルバブルの症状と原因について詳しくご紹介します。
シリコンバッグの縁が段差になっている状態
ダブルバブルとは、鏡餅のように豊胸シリコンバッグの縁が段差になって表れる症状です。見た目はもちろん、触り心地や揺れ方も不自然になります。
ダブルバブルの原因は、シリコンバッグのサイズ不一致や手術方法
ダブルバブルの原因は、シリコンバッグのサイズが大き過ぎた、もしくは手術時の剥離の仕方が適切ではなかったことが考えられます。リップリングと同様、挿入直後に発症しやすいのはこれが理由です。また、カプセル拘縮によるシリコンバッグの変形で生じることもあります。