シリコンバッグを挿入することで起こる失敗のひとつが、破損。昔に比べて品質改良が進んでいるものの、破損トラブルは後を絶ちません。シリコンバッグがバスト内で破損するとどうなるのか? と考えただけでも怖いものです。痛みが生じ、バッグの中身が漏れ出す危険性も……。

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シリコンバッグの破損を自覚する人は少ない

シリコンバッグの破損により、腫れ上
がったバスト。

実は、自分でシリコンバッグの破損に気付くという方は少ないもの。胸の硬さや変形といった症状を訴えてエコー検査をした結果、発覚する方が多いです。他にも、ペコペコとした触感や痛み、腫れといった症状で発覚するケースもあります。
シリコンバッグのタイプによっては、バスト内で内容物が流れ出ていることも。バッグの破損を放置すると炎症を起こしたり、体液と混ざってシリコノーマ(シリコンが塊になったしこり)が形成されたりすることもあります。
また「ハイドロジェル」と呼ばれるシリコンバッグの場合、破損すると体内の水分を吸い込むので、バストが不自然に膨張します。

シリコンバッグの破損は劣化が原因

バッグの平均寿命は10年 11年以内には少なくとも片方破損

シリコンバッグ破損の大きな原因は、劣化。つまり、シリコンバッグを長年挿入すると起こりやすいトラブルなのです。
アメリカのFDA(食品医薬品局)は「豊胸インプラントの寿命は10年。11年以内には少なくとも片方が破損する」と発表しています。一方、日本では豊胸インプラントの効果を「半永久」と謳うクリニックも。しかし、破損トラブルは非常に多く報告されているのが現実です。
さらに、シリコンバッグが破損するのは10年後に限った話ではありません。中でも「ハイドロジェル」や「CMC」は耐久性に欠けているのか、10年以内に破損したというケースが多数報告されています。

このようなリスクを回避するためには

  • Point1. 豊胸手術の名医を見極める
  • Point2. 豊胸手術で人工物を使わない
  • Point3. 自然な仕上がりが期待できる豊胸術 脂肪注入豊胸を知る

上記の3つのポイントが重要です