豊胸の仕上がりで重視すべきは、大きさだけではありません。今や、大きさ以上に触感や見た目にこだわる時代。そんな中、シリコンバッグ豊胸やヒアルロン酸豊胸によってバストが硬くなるという失敗が起こっています。また、シリコンバッグ豊胸でバストの変形や痛みを併発している方は「カプセル拘縮」の可能性があります。

目次

胸が硬くなるだけでなく
変形することも

シリコンバッグ豊胸、もしくはシリコンバッグ豊胸によって胸が不自然に硬くなってしまうことがあります。中には、胸に硬さを感じるだけでなく、変形や痛みを伴うケースも。左右差などのトラブルに繋がる可能性もあるため、放置は危険です。

シリコンバッグ豊胸後の胸が
硬くなるのはなぜ?

原因はカプセル拘縮

カプセル拘縮の症例

シリコンバッグ豊胸によって胸が硬くなる原因は、カプセル拘縮と考えられます。カプセル拘縮はシリコンバッグ豊胸の経験者の10人に一人が悩まれているというほど、シリコンバッグの代表的なトラブル。
カプセル拘縮によってバストが硬くなるのは、被膜が必要以上に厚くなってしまうからです。それでは、なぜカプセル拘縮が生じるのか? その理由を以下で解説します。

カプセル拘縮は、どのように生じる?

被膜が必要以上に厚くなり、バッグを強く締め付ける

人工物のシリコンバッグをバストに挿入すると、それを異物と捉え、バッグの周りに被膜を形成しますが、ここまでは正常な反応です。その形成された被膜が必要以上に厚くなることで、カプセル拘縮は生じます。
被膜がシリコンバッグを強く締め付けるため、バストが硬くなってしまうのです。さらにはその締め付けによって、硬さだけでなく、痛みや変形も引き起こします。

ヒアルロン酸豊胸後に胸が
硬く感じられるのはなぜ?

性質
ヒアルロン酸=柔らかいとお考えではありませんか? 実は、柔らかいのは顔の細かい部分に用いるヒアルロン酸に限った話で、豊胸用のヒアルロン酸は粒子が大きくて粗いもの。粒子が大きいほど持続性があるものの、その分触感が硬くなってしまうのです。
注入箇所
ただでさえ硬いヒアルロン酸ですが、注入箇所によってはさらに硬くなってしまいます。通常のヒアルロン酸豊胸では、乳腺科と大胸筋下にヒアルロン酸を注入します。
しかし、皮下に注入されるとバストの表面から触れるため、硬さが強調されてしまうのです。なお、大胸筋内や乳腺内への注入は炎症を起こしやすく、しこりの原因にもなります。

このようなリスクを回避するためには

  • Point1. 豊胸手術の名医を見極める
  • Point2. 豊胸手術で人工物を使わない
  • Point3. 自然な仕上がりが期待できる豊胸術 脂肪注入豊胸を知る

上記の3つのポイントが重要です